○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋                 NO.19 山ちゃんの 人事・総務知恵袋               平成22年4月15日号      ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ 様  いつもお世話になっております。  経営者・幹部の方に役立つ、労務の情報第19号を                 送信させていただきます。  このメールは、ご登録下さった方と       私がお会いして名刺を交換させていただいた              大切な方たちにお送りしております。    社会的にも様々な問題が山積している中、             少しでも御社のお力になれれば幸いです。    今年は例年になく、汗ばむ陽気であったり、冷たい強風が吹いたり、                お天気がめまぐるしく変わっております。  お互い体調管理には十分注意しましょう。  さて、このメールマガジンですが、           4月から月1回・15日発行になりました。  大事なニュースは、臨時号として発行します。                  どうぞよろしくお願いします。                         パートナーコンサルタンツ                       特定社労士 山岡正義      http://www.p-consultants.jp ○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○ 【 内 容 】  *雇用保険・育児介護休業法等の改正について  *「2010年度 新入社員アンケート」について  *山ちゃんのつぶやき…  *お知らせ  就業規則の改定はプロにお任せ!         リスク対応、スピーディーに対応します! ○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 雇用保険・育児介護休業法等の改正について 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [1]4月1日より非正規労働者の方の雇用保険の適用範囲が拡大されました。   また、保険料率も変更になりました。   (旧)○6か月以上の雇用見込みがあること              ↓   (新)○31日以上の雇用見込みがあること     ※「1週間の所定労働時間が20時間以上あること」は変わっていません。 [2]4月1日より、育児・介護休業法に基づく紛争解決制度が施行されました。   このような制度が法制化されたということは、育児・介護休業に関する紛争が   数多く発生している実態があります。 @紛争解決制度の種類  紛争解決制度は「都道府県労働局長による紛争解決の援助」と「調停委員(弁護士や学識経験 者等の専門家)による調停制度」に分けられます。紛争解決援助は簡易な手続きにより、行政機 関による迅速な解決を目指すものであり、調停は公平、中立性の高い第三者機関により紛争解 決を図る制度となっています。 A育児・介護休業法に基づく紛争解決援助の対象  援助の対象となる紛争は法で定められており、育児・介護休業法に基づく援助対象の紛争は以 の8つになっており、これらについて労働者と事業主で紛争が発生した場合にその当事者が援助 を申し出ることができます。 (1)育児休業制度 (2)介護休業制度 (3)子の看護休暇制度 (4)時間外労働の制限 (5)深夜業の制限 (6)勤務時間の短縮等の措置 (7)育児休業等を理由とする不利益取扱い (8)労働者の配置に関する配慮 B紛争解決制度の流れ (1)局長による援助 ・各都道府県労働局の雇用均等室に援助を申し出る       ↓ ・雇用均等室により申立者、被申立者に対し事情聴取を行う       ↓ ・双方の話を踏まえ、問題解決に必要な援助(助言・指導・勧告)を実施する (2)調停委員による調停 ・各都道府県労働局の雇用均等室に調停申請書を提出する       ↓ ・調停委員により申立者、被申立者に対し事情聴取を行う       ↓ ・双方の話を踏まえ、調停委員が紛争解決として調停案を作成する       ↓ ・調停案を申立者、被申立者双方に勧告する       ↓ ・申立者、被申立者双方が調停案を受諾した場合には問題の解決となる  (調停案を受諾しない場合は打ち切りとなる) [3]4月より在職老齢年金の支給停止基準額が「48万円」から「47万円」に改正されました。 [4]法律ではないのですが、「労働時間等見直しガイドライン」が改正されました。   今回は特に年次有給休暇取得促進に関して以下の改善を時事業主に促しています。 @労使の話し合いの機会において年次有給休暇の取得状況を確認する制度を導入するととも に、取得率向上に向けた具体的な方策を検討すること A年次有給休暇取得率の目標設定を検討すること B計画的付与制度の活用を図る際、連続した休暇の取得促進に配慮すること C2週間程度の連続した休暇の取得促進を図るに当たっては、当該事業場の全労働者が長期 休暇を取得できるような制度の導入に向けて検討すること ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【「2010年度 新入社員アンケート」について】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  三菱電機株式会社では、今年度の新入社員695 名(有効回答数546 名)を対象に、会社生活や 日本の将来についてのアンケートを実施しました。 【調査概要】 調査期間:2010 年3 月1 日〜3 月12 日 調査対象:2010 年4 月入社の新入社員名695 名(大卒、院卒) 調査方法:アンケート用紙郵送による直接記入 有効回答数:546 名 内訳(技術系:415 名、事務系:131 名) 【集計結果】 質問1. 社会人に特に必要だと思う要素は何ですか? (複数選択回答) → 1 位「責任感」 45.4%   2 位「コミュニケーション力」 41.0%   3 位「向上心」 26.4% ※「責任感」が、昨年比5 ポイント増、5 年前比約10 ポイント増 質問2. 何のために仕事をしますか?(択一回答) → 1 位「人間的に成長するため」 34.4%   2 位「社会に貢献するため」 32.6%   3 位「自分の夢を実現させるため」16.1% ※5 年前に比べ「社会に貢献するため」が約10 ポイント増 質問3.理想の上司はどのようなタイプですか?(複数選択回答) → 1 位「人格に優れた人」 72.3%、   2 位「仕事に情熱を持つ人」50.9%   3 位「責任感の強い人」26.6% 質問4.理想の上司を有名人やタレントにたとえると誰ですか? → 1 位「イチロー」 47票   2 位「所ジョージ」32票   3 位「原辰徳」29票 ※「イチロー」選手が調査開始以来初のトップ 質問5. 5 年後の日本は、現在と比較してどうなると思いますか? (1)景気は 「良くなる」47.3%、「横ばい」42.0%、「悪くなる」10.7% (2)投票率は 「高くなる」が39.6%、「横ばい」が39.0%、「低くなる」が21.4% ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【山ちゃんのつぶやき…】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 非正規労働者の方は、週20時間以上働く方はほぼ全員雇用保険に加入することになります。 育児介護休業法関係は企業側の対応が全体的に遅れている感じがしています。先手必勝で 準備だけはしっかりしておきたいですね。「労働時間見直しガイドライン」は今年度の重点方針 です。これも対応が求められています。 新入社員アンケートについて、皆さんどうお感じですか? 質問2、質問3、質問5などは興味深いです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【お知らせ】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●≪就業規則の改定はお任せください。       リスク対応型就業規則にもスピーディーにお応えします!!≫  今回の「改正労働基準法」への対応に不安をお持ちではありませんか?      この機会に、就業規則の見直しをお勧めします。   就業規則は本来、従業員に職場のルールを                文章で分かりやすく伝えるものです。 雛形就業規則ではなく、それぞれの会社独自のものを作成したいものです。        ぜひ一度、ご相談ください。               (例)・服務規定の見直し              ・賃金規定の見直し              ・懲戒規定      など   ●スイスの精神医学者 C.G.ユングのタイプ論をベースにした     性格検査「MBTI」の個人セッション      及びグループセッションをを受け付けております!!  職場環境を良好にするためにも性格検査「MBTI]を受けてみませんか!      意志の疎通が図れないことで他者を責める必要も             ご自身を責める必要もありません。    タイプの違いを理解することで         円滑なコミュニケーションをとることができます。        ・MBTI認定トレーナーがセッションを受け持ちます。     ・詳しくはパートナーコンサルタンツまでお問い合わせください。   ●小冊子 ≪山ちゃんの 個別労使紛争防止・解決レッスン≫を                     只今、無料配布中!!         お手元に置いて、ご活用ください。    ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋    ■ホームページアドレス                   http://www.p-consultants.jp   ■配信先などの変更              下記アドレスまでご連絡ください。                 wakuwaku@p-consultants.jp   ■配信中止の手続き        タイトルに「不要」とお書き上ご返信ください。                  wakuwaku@p-consultants.jp   ■ご意見・ご質問はこちらへ               http://www.p-consultants.jp/                    category/1312949.html   ■『山ちゃんの人事・総務知恵袋』は、              毎月15日に発行しております。 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○