○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋                 NO.95 山ちゃんの 人事・総務知恵袋               平成28年8月20日号      ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ <会社名(漢字)> <お名前(漢字)>様 いつもお世話になっております。 経営者・幹部の方に役立つ、労務の情報第95号を                            送信させていただきます。 このメールは、ご登録下さった方と        私がお会いして名刺を交換させていただいた                     大切な方たちにお送りしております。 社会的にも様々な問題が山積している中、                    少しでも御社のお力になれれば幸いです。 「リオオリンピック」終わってしまいましたね。今回も4年に一度のスポーツの祭典では、 数々のドラマが生まれました。日本選手の活躍も目覚ましく、メダルの獲得数は過去最多でした。 体操、水泳やバドミントン、テニス、卓球、レスリング…と見どころが満載でしたね。 個人的には、100メートルのリレーで銀メダルを取ったのが印象に残りました。 短距離走でアメリカを抑えて銀メダルが取れるとは思いませんでした。 4人の選手とも10秒を切れず決勝に残っていない選手達なのに、チームワークで掴んだ銀メダルでした。 団体競技は日本のお家芸なのかもしれません。 4年後の、東京オリンピック開催が早くも楽しみですね。 ところで、台風が関東や東北、北海道を中心に上陸して大変な被害をもたらしています。 水の被害にご注意ください。 また残暑もまだまだ続いております。体調には十分に気を付けましょう。  パートナーコンサルタンツ                       特定社労士 山岡正義      http://www.p-consultants.jp                              ○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○ 【 内 容 】 1.「残業時間は代休で減らせますか?」〜メルマガ読者からの質問 2.「高年齢者の労働災害」にご注意! 3. 山ちゃんのつぶやき… ○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○            ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1.「残業時間は代休で減らせますか?」〜メルマガ読者からの質問 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー Q: 36協定の時間外労働のカウントについて、残業させた代わりに代休を与えれば残業時間を   時間外労働の時間からマイナスすることができますか? 先日ある部署の社員が1ヶ月の時間外労働時間が36協定の限度時間を超えていることがわかりました。 所属長に注意したところ、「前の会社では、8時間残業したら、その分代休を取らせて、36協定の 限度時間を超えないようにマイナスしていた。なんでこの会社はそうしないのか?」と逆に言われました。 当社にはそのような制度がないのですが、この所属長が言うように時間外労働を代休で相殺は可能ですか? A:できません。ただし、通常労働時間の部分(1.0の部分)については相殺可能です。 労働基準法で定める時間外労働となる時間は、通常1日8時間、週40時間を超えた時間で、日や週ごとに 確定されるものです。そのため、あとで代休を与えたからと言って代休を与えた時間数をマイナス できるものではありません。 ところで、代休を与えた場合、その日の分は不就労のため通常労働時間の部分(1.0の部分)は マイナスすることが可能です。 ご質問のケースの場合、36協定の限度時間を遵守するためには、同一の日や同一の週に勤務時間を集中 させないで、時間外労働自体を減らしていくような体制に変えていくことが必要になります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2.「高年齢者の労働災害」にご注意! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 厚生労働省の「第12次労働災害防止計画」によると、60歳以上の労働者の死亡災害発生率(危険度)は若者の3.6倍、 また、50歳以上の労働者が全死亡災害の56%を占めています。 今後、労働者の定年延長や企業の人手不足感から高年齢者の就業者の増加が見込まれますので、早急な対策が求められます。 高年齢者の労働災害では「墜落、転落、転倒」が多数を占めます。財団法人労働科学研究所によると、並行機能は48%、 薄明順応は36%、視力は、63%、瞬発反応は71%大きく低下しますが、高年齢者自身の自覚はあまりなく、 危機意識も薄いようです。また、障害が重篤化して休業が長期化する傾向にあります。 このような高年齢者の労働災害を未然に防ぐために、特に「加齢」を意識した対策を講じることが大切です。 例えば、身体機能の低下に配慮した作業負荷を軽減するような作業方法に変更することや、労働者個人の健康状態を チェックして以上を早期に発見するためのシステム作りを行い、健康を管理するといったことが考えられます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 3.山ちゃんのつぶやき… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※1 読者から非常にいいご質問をいただいたので、掲載させていただきました。    大抵、仕事の忙しさには波があり、忙しい時と比較的暇な時があります。    そこで、比較的に暇な時に代休を与えて、通常労働時間の1.0の部分を減らし、    総労働時間を減らす事で、「社員の仕事の効率化」と「健康保持」を考えてみましょう。     ※2 若年労働者が今後ますます減少していく中で、高年齢労働者の活用はどの企業にも    考えなくてはならないと思われます。その中で、高年齢労働者の労働災害の問題は    決して他人ごとではないでしょう。    その中で、文字を大きく書いて表示することや作業負荷を軽減するような作業方法に変更    することなど、少しの工夫の積み重ねで、事故の発生は減少します。    また、高年齢者自身も体力などの衰えを自覚し注意深く仕事に取り組みましょう。   ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋    ■ホームページアドレス…………http://www.p-consultants.jp                    ■配信先などの変更………………下記アドレスまでご連絡ください。                   wakuwaku@p-consultants.jp                 ■配信中止の手続き        タイトルに「不要」とお書き上ご返信ください。                  wakuwaku@p-consultants.jp   ■ご意見・ご質問はこちらへ……http://www.p-consultants.jp/                    category/1312949.html