○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋                 NO.106 山ちゃんの 人事・総務知恵袋               平成29年7月20日号      ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ <会社名(漢字)> <お名前(漢字)>様 いつもお世話になっております。 経営者・幹部の方に役立つ、労務の情報第106号を                        送信させていただきます。 このメールは、ご登録下さった方と        私がお会いして名刺を交換させていただいた                     大切な方たちにお送りしております。 社会的にも様々な問題が山積している中、                    少しでも御社のお力になれれば幸いです。 7月に入りました。毎日暑い日が続きますね。 熱中症が怖い季節でもあります。不用意な外出を避け、 室内でもきちんと冷房を付けましょう。 また水分補給も大切です。 疲れが出やすい時期でもありますので、少し長めの睡眠を意識するなど 体調管理に努めていきましょう。    パートナーコンサルタンツ                      特定社労士 山岡正義     http://www.p-consultants.jp                              ○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○ 【 内 容 】 1.「人手不足解消のためのアプローチ」 2.「求人票の記載内容」と「実際の労働条件」の相違の実態 3. 山ちゃんのつぶやき… ○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○            ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1.「人手不足解消のためのアプローチ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆「人手不足」がますます深刻な状況に 厚生労働省によると、4月の有効求人倍率は1.48倍(5月30日発表)。バブル期のピークだった 1990年7月(1.46倍)を上回り、1974年2月(1.53倍)以来43年2カ月ぶりの高水準を記録しました。 企業の求人は増加する半面、求職者数が減少しており、企業の「人手不足」は、ますます深刻な 問題となっていると言えそうです。 ◆就活生は「人」を見ている! このような状況でも良い人材を確保するために、企業はどのようなことに取り組んでいくべきでしょうか。 就活生がどんな点に注目して実際に入社した企業を選択したかが、1つの参考になりそうです。 この点、東京商工会議所「中堅・中小企業の新入社員意識調査」(6月6日発表)によると、 「入社した会社を選んだ理由は何ですか」との問いに対し、「仕事の内容が面白そう」(44.2%)、 「職場の雰囲気が良かった」(39.3%)、「自分の能力・個性が活かせる」(37.0%)が上位となりました。 注目したいのは、4割近くが「職場の雰囲気が良かった」ことを理由に入社企業を選んでいるということです。 仕事の内容を変えるのは困難ですが、職場の雰囲気を、明るい、働きやすいものに変えていくことはで可能です。 職場の雰囲気が人材確保のために重要であることは、公益財団法人 日本生産性本部「職業のあり方研究会」 の調査研究結果からも明らかです(「平成29年度 新入社員の特徴」3月23日発表)。 同調査では、平成29年入社組の就職活動の特徴として、就職先の条件にパワハラのな いことを重視する傾向が見られたとしています。 ◆就活生に接する社員の対応が大切 上記のことを踏まえれば、人手不足解消のためのアプローチの1つとして、就活生に接する社員 (面接者はもちろん、受付等を行う社員も含む)の対応を見直してみたいものです。 実際、前述の東京商工会議所の調査では、29.6%が「採用担当者・社員に好感が持てた」ことを 入社の理由に挙げています。 まずは、就活生へのにこやかな対応、親切な対応を心がけてみましょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2.「求人票の記載内容」と「実際の労働条件」の相違の実態 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◆「賃金」に関する相違が最多 今月初めに厚生労働省から「ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に 係る申出等の件数(平成28年度)」が発表されました。 これによると、平成28年度における申出・苦情等の件数は9,299件(前年度10,937件)となり、 内容別の件数は以下の通りとなっています。 【内容別件数】 ・賃金:28%(前年度24%) ・就業時間:21%(同19%) ・職種・仕事の内容:14%(同13%) ・選考方法・応募書類:11%(同12%) ・休日:10%(同9%) ・雇用形態:8%(同7%) ・社会保険・労働保険:7%(同7%) ◆「求人条件と実際の労働条件が異なる」場合の対応状況 ハローワークでは、求人を受理する際に、原則として対面で求人条件を点検するなど、 求人内容の適法性・正確性の確認に努めているほか、採用結果の確認時に相違がある旨の報告 を受けた場合は、事実を確認し、必要に応じて是正指導等を実施しています。 そして、求職者から「求人条件と実際の労働条件が異なる」といった相談があった場合には 、迅速な事実確認と必要な是正指導を行うほか、法違反のおそれなどがある場合は以下の対応を 行っているとのことです。 【対応状況の内訳】 ・求人票の内容を変更:982件(27%) ・職業紹介の一時保留:330件(9%) ・求人取消:311件(9%) ・求人票に合わせ労働条件を変更:196件(5%) ・その他(求人票が無効等)…1,789件(50 %) ◆要因別の件数は? なお、相違についての要因別件数としては、「求人票の内容が実際と異なる」(39%)と「求人者の説明不足」(25%) で全体の3分の2程度を占めており、「言い分が異なる等により要因を特定できないもの」が10%で続いています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 3.山ちゃんのつぶやき… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※1 有効求人倍率が1.48倍とバブル期のピークを上回り43年2ヶ月ぶり、    1974年の2月の1.53に迫る勢いです。びっくりです。    人手不足はますます拍車がかかってきます。    ここにあるように職場の雰囲気や採用担当者、社員に好感が持てたなど 「人」に注目がされています。日頃の人との対応が問われています。    ※2 求人票の記載内容と実際の労働条件の相違は、企業の印象も悪くなる    ため、注意したいところです。求人票の記載内容は、慎重かつ正確に    記載するように心がけましょう。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋      パートナーコンサルタンツ 代表 山岡正義   TEL:03-6661-2217  FAX:03-6661-2237      Emeil:wakuwaku@p-consultants.jp   〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-14 近藤ビル4階    ■ホームページアドレス…………http://www.p-consultants.jp                    ■配信先などの変更………………下記アドレスまでご連絡ください。                   wakuwaku@p-consultants.jp                 ■配信中止の手続き        タイトルに「不要」とお書き上ご返信ください。                  wakuwaku@p-consultants.jp   ■ご意見・ご質問はこちらへ……http://www.p-consultants.jp/                    category/1312949.html