○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋                 NO.83 山ちゃんの 人事・総務知恵袋               平成27年8月21日号      ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ <会社名(漢字)> <お名前(漢字)>様 いつもお世話になっております。 経営者・幹部の方に役立つ、労務の情報第83号を                            送信させていただきます。 このメールは、ご登録下さった方と        私がお会いして名刺を交換させていただいた                     大切な方たちにお送りしております。 社会的にも様々な問題が山積している中、                    少しでも御社のお力になれれば幸いです。 今年の夏もすごく暑かったですね。 夏休みはいかがでしたか?私は3日間自宅でゆっくりのんびり過ごしました。 まだまだ残暑がきびしそうです。体に気をつけましょう。  パートナーコンサルタンツ                       特定社労士 山岡正義      http://www.p-consultants.jp                              ○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○ 【 内 容 】 1.最低賃金関連の管理の見直しを! 2.「平成26年労使コミュニケーション調査」の結果が発表されました 3.山ちゃんのつぶやき… ○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○……○            ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1.最低賃金関連の管理の見直しを! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 10月から地域別最低賃金額が改定されます。 平成27年度は全都道府県引上げとなる見込みです。 引上げ額の目安については、都道府県の経済実態に応じ、次の通り提示されています。 ・Aランク 19円  (千葉:817円、東京:907円、神奈川:906円、愛知、大阪) ・Bランク 18円  (茨城:747円、栃木:751円、埼玉:820円、富山、長野、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、広島) ・Cランク 16円  (北海道、宮城、群馬:737円、新潟、石川、福井、山梨、岐阜、奈良、和歌山、岡山、山口、香川、福岡) ・Dランク 16円  (上記以外の件) 最低賃金に近い額で雇用契約を結んでいる従業員が多い事業場で、特に月給制や日給制の場合には、引き上げ後の最低賃金額を上回る額が支払われているかどうか注意が必要です。 時間給を計算してみると最低賃金額を割り込んでしまっているケースが、アルバイト・パートタイマーはもちろん正社員であってもときどき見られます。 特に日給制や月給制の場合は、賃金額を労働時間数で割り出して時間給を計算し、最低賃金額と比較してみて下さい。 賃金額が最低賃金額を下回る場合の罰則は厳しく、50万円以下の罰金という刑事罰が定められています。また悪質な場合には書類送検の可能性もあります。 「(最低賃金額の改定時期に)引上げにきちんと対応できていなかった」という”うっかりミス”が多い部分ですので、10月の引上げ前に再度、最低賃金関連の管理について見直しておきましょう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2.「平成26年労使コミュニケーション調査」の結果が公表されました ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「労使コミュニケーション調査」は、労使間の意思の疎通を図るために取られている方法、その運用状況等、事業者側の意識および労働者の意識等の実態を明らかにするために、厚生労働省によって5年ごとに実施されています。 今回公表されたのは、全国の常時労働者30人以上の事業所約5,500とその事業所に雇用される労働者約6,400人を対象に、平成26年6月30日現在の状況について調査された結果です。 ・労使関係の認識について 「安定的に維持されている」「概ね安定的に維持されている」を合わせた「安定的」と回答した事業所は86.9% 「どちらともいえない」は9.7% 「やや不安定である」「不安定である」を合わせた「不安定」と回答した事業所は1.6%となっています。 ・労使コニュニケーションの良好度について 労働者の解答は 「非常に良い」「やや良い」を合わせた「良好」が53.5% 「どちらともいえない」は33.6% 「やや悪い」「非常に悪い」を合わせた「悪い」は12.6%となっています。 ・労使コミュニケーションで重視すること 事業所の解答は 1位 日常業務改善(75.3%) 2位 作業環境改善(68.5%) 3位 職場の人間関係(65.1%) 一方、労働者の解答は 1位 職場の人間関係(60.8%) 2位 日常業務改善(51,7%) 3位 賃金、労働時間等労働条件(50.6%)となっています。 ・労働者個人の処遇に関する事項 労働者個人の処遇に関して、不平や不満を事業所に伝えたことがある労働者は17.2%となり、その方法としては「直接上司へ」が71.3%、「労働組合へ」が24.6%となっています。 不平不満の内容としては「日常業務の運営に関すること」が50.6%と最も多く、次いで「賃金、労働時間等労働条件に関すること」が39.0%、「人事(人事配置・出向、昇進・昇格等)に関することが38.3%で続いています。 また、不満等を伝えた結果「納得のいく結果が得られた」と「検討中のようである」がそれぞれ19.3%、「納得のいく結果が得られなかった」が49.3%となりました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 山ちゃんのつぶやき… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※1 最低賃金が東京と神奈川で900円台にのってきました。    小規模なサービス業の店、小売店などはますますきつくなってきます。    企業間格差がますます広がっていくことが予想されます。     ※2 5年に一度の労使コミュニケーション調査の結果が公表されました。    企業側が安定的に維持されていると答えたのは87%、労働者側は54%。    大変大きな開きがあります。    労働者側で不平不満の内容は「日常業務の運営に関すること」が半数以上を占めています。    また、それらの不満を労働組合へ伝えたのは25%になっています。     ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋    ■ホームページアドレス…………http://www.p-consultants.jp                    ■配信先などの変更………………下記アドレスまでご連絡ください。                   wakuwaku@p-consultants.jp                 ■配信中止の手続き        タイトルに「不要」とお書き上ご返信ください。                  wakuwaku@p-consultants.jp   ■ご意見・ご質問はこちらへ……http://www.p-consultants.jp/                    category/1312949.html