○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋                       NO.3 山ちゃんの                    人事・総務知恵袋               平成21年8月10日発行      ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ いつもお世話になっております。 経営者・幹部の方に役立つ、労務の情報第3号を                 送信させていただきます。 このメールは、ご登録下さった方と    私がお会いして名刺を交換させていただいた            大切な方たちにお送りしております。   社会的にも様々な問題が山積している中、         少しでも御社のお力になれれば幸いです。 今年の夏は雨が多く、温度の上下動も激しいですね。どうぞ 体調にはくれぐれもご注意ください。                パートナーコンサルタンツ                 特定社労士 山岡正義 http://www.p-consultants.jp ○……○……○……○……○……○……○……○……○……○ 【主な内容】  * 独立行政法人 労働政策研究・研修機構    ≪職場におけるコミュニケーションの状況と          苦情・不満の解決の関する調査≫結果発表  *≪第12回新任役員の素顔に関する調査≫結果発表  *山ちゃんのつぶやき…  *お知らせ ○……○……○……○……○……○……○……○……○……○ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【独立行政法人 労働政策研究・研修機構    ≪職場におけるコミュニケーションの状況と        苦情・不満の解決の関する調査≫ 結果発表】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  独立行政法人 労働政策研究・研修機構が 「職場におけるコミュニケーションの状況と、苦情・不満の 解決に関する調査」(調査対象としては、企業と従業員に 分けられ、1792社、10851人から回答が得られた。)の 結果を発表しました。  それによると、従業員の70%が何らかの不満があると しています。不満の中身としては  1位 「仕事の進め方など、業務遂行上の問題に関する不満」                        ……46.5%  2位 「職場内人間関係の不満」       ……27.1%  3位 「評価・査定に関する不満」      ……26.9%                      となっている。  企業側は、苦情・不満の把握・解決の方法として、 「管理職への相談」を最も重視してますが、従業員は「先輩 社員・同僚への相談」を重視する傾向がみられます。  一方で従業員は「社外の機関や専門家への相談」を重視 する割合が高くなっています。また、管理職(上司)に相談した ことが「ある」が59%、「ない」が41%になっています。  上司に相談しない理由は 「相談しても適切の解決されるとは思えないから」……36% 「相談しにくい雰囲気がある」         ……16% 「相談することにより不利益な扱いを受ける恐れがある」                        ……12%                   となっています。  一方、相談に応じる意欲について、課長クラス以上の 管理職でみると     「積極的に取り組みたい」……42%     「なるべく取り組みたい」……40% となっており、対応に前向きな回答が約8割となっています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【≪第12回新任役員の素顔に関する調査≫の結果発表】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  100年に1度と言われたアメリカ発の世界同時不況のもと、 激変する経済下にあって、注目される「第12回新任役員の 素顔に関する調査」結果が、先日、日本能率協会グループ 広報委員会より発表されました。  これからの企業経営を担う新任取締役と執行役員を対象に、 経営課題に対する認識や意識を伺うアンケート形式で実施 したものです。  調査結果の主なポイントは @「株主重視」偏重から、「従業員」など広義の「ステーク  ホールダー重視」へ 米国流の利益追求主義を廃し、それに代わる公益資本主義の 考え方に共感できる人が80%の多数を占めた。 A見直される日本的経営…経済危機後の舵取りで、  重視される項目は  「長期的成果」……94%  「社員の自主性の向上」……90%  「従業員重視」……68%   となっており、また、  「日本的な経営(関係重視)」が75%を占め  「米国的な経営(市場重視)」の25%の3倍に達しました。 B終身雇用は日本的経営の基本 「終身雇用は日本的経営の基本」が増加し               (2000年→0.9%、2009年→9.2%) 「企業繁栄が優先であり、リストラを講じるべき」  が減少しました。            (2000年→15.2%、2009年→3.8%) C自社の今後の業績回復は「3年以内」。そのための施策は    1位「新製品・新サービスの開発」……45%    2位「コスト削減」       ……44%    3位「人材の育成」       ……39%      となっており、いづれも30%以上を占めました。 D理想の経営者像は、昨年の本田宗一郎氏に代わり、  松下幸之助氏が1位となりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【山ちゃんのつぶやき…】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  コミュニケーション調査の方は、これだけ大規模な調査は 少ないので、現在の問題点が読み取れますね。  全体的に、職場の人間関係がうまくつながっていないよう です。会社側は管理職に大きな期待を寄せており、管理職の 人も、苦情や不満に対して積極的に対応しようとしていますが、 部下の半分は相談しないとなっています。ずれがありますね。  新任役員調査の方は、昨年のリーマンショックの影響下、 米国流の短期利益を追求するスタンスから、従業員を大切に しながら長期的成果を求めていく日本的経営に変化してきて いるのが読み取れます。CSRを念頭においた、公益資本主義に 共感する人が圧倒的であり、この傾向は、新しい資本主義の 芽になると私は受け取っています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【お知らせ】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●≪労務・人事119番 ≫開設中!!      労務・人事問題は、初期消火が命です。      素早い対応をするためにも、      『特定社労士事務所         パートナーコンサルタンツ』に               お気軽にご相談ください。 ●≪社外のカウンセリングルーム≫の活用を!!  元気な心と体があるからこそ、           充実した職業生活を送れるのです。  「ちょっと心が不調かな…?」と思った初期の段階で、       気持ちを言葉にしてみませんか。  ご自分の心に耳を澄ませ、言葉にしていく事は このような社会状況だからこそ、とても大切な作業です。 【経営者の皆様へ…】  メンタルな相談をする場所を確保しておくことは、 従業員さんたちにとって安心の一つとなることと思います。 ぜひ、社外カウンセリングルームをご活用ください。  詳しくはホームページをご覧ください。 ●パワハラ・セクハラなどはデリケートな問題ですよね。   専門の相談員が、内容を丁寧にお伺いします。    ●無料小冊子    ≪山ちゃんの          個別労使紛争防止・解決レッスン≫を                      配布中!!         お手元に置いて、ご活用ください。     ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋  ■ホームページアドレス                http://www.p-consultants.jp ■配信先などの変更            下記アドレスまでご連絡ください。              wakuwaku@p-consultants.jp ■配信中止の手続き        タイトルに「不要」とお書き上ご返信ください。              wakuwaku@p-consultants.jp ■ご意見・ご質問はこちらへ           http://www.p-consultants.jp/                category/1312949.html ■『山ちゃんの人事・総務知恵袋』は、         毎月10日と25日に発行しております。 ╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋╋ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○